【職業解説】絵本作家の魅力

子供のための書籍を作るための仕事

絵本作家は、子供のための書籍を作るための仕事です。
自分自身の子供時代に非常に印象に残る絵本を読んだことがあるという人も多いのではないかと思いますが、絵本作家はそうした言葉だけではない視覚的にインパクトのある書籍を作る仕事をします。

絵本作家にも大きく二種類があり、文章を担当する人とそれに合うイラストを書く人とがいます。

両方を自分でやっている作者もいない訳ではありませんが、ほとんどの絵本では文章と絵画とが別の人になっているものです。

ちなみに日本国内における絵本製作については日本児童出版協会に加入している団体によって行われています。

現在まで日本児童出版協会への加入出版社は46社となっており、自身が作成した絵本を出版してもらうためには、このうちのいずれかに依頼をすることになります。

子供に夢を与える絵本作家ですが、実際には本職として食べていくのは難しいというのが現状です。

というのも絵本は文芸作品のように大きな賞があるというわけではなく、ベストセラーになるための王道があるわけではないという特長があるからです。

まれに口コミで意外なところで売上部数が伸びるということはあるものの、実際に発行されている絵本のうち、重版がかかるロングセラーはほとんどありません。

全体的に女性作家が多いのが特長

他の文芸作品に比べて、絵本は女性作家が多いのが特長となっています。
絵本作家として活動をしていくことに特に資格や経験は求められないのですが、やはり実務上の技能として大学などのデザイン系学部出身者が多いようです。

大学や専門学校に「絵本専門」という学部学科はそれほど多くないため、デザイン系全般を学んだ後にその知識を活かして絵本作家としてのキャリアに挑戦するという人が多くいます。

絵本作家として活動していくためには、自分自身の芸術性を表現するというよりもむしろ「子供にとって読みやすいもの」であるかどうかが評価のポイントです。

そうした面で男性よりも女性の志望者が多いようで、それまで別の職種にいた女性が出産や育児を経験したことで絵本作家としてデビューをするということも多く見られます。

絵本のメインユーザーは子供であるということから、最初は自費出版など小規模なところで出版をしていた書籍が、口コミで思わぬところで人気になるということもよくあります。

大人向けの書籍と比べ、これから言葉を覚えていく子供にとって書籍は今も昔も変わらぬニーズがあるものですので、子供の気持ちを汲むことができる感性のある人にとっては大変向いている仕事ではないでしょうか。

絵本は通常の文庫本と異なり、装丁へのこだわりができるというのも大きな魅力です。

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